上生菓子更新しました。2011.11.19
銀杏
外郎製 栗入り黄味餡
黄葉時の美しさと、剪定に強いという特性から、
街路樹としてよく利用されています。
辺りを明るくし、その落葉ぶりは壮麗といえます。
起源は4億年以上前にさかのぼるとも言われ、花
言葉には「長寿」「しとやか」などもあります。
紅葉狩り
大納言小豆・白小豆 鹿の子製 求肥入漉し餡
古くから日本人は山野に紅葉を見に、またその紅葉を採りに出かけていました。
『古今集』にも登場し、能や歌舞伎などの
曲名にもその名が登場する。
栗の里
きんとん製 粒あん
日本で古代から食用として、また菓子として食べられてきた栗。
山の栗は、薄緑から暗褐色に変わり光沢のある実を覗かせて
出落栗として地面に落ちます。
今回はその毬栗(いがぐり)を表現してお作りしました。
柚子
柚入り薯蕷饅頭製 こし餡
柚子は、冬至の日に、古くから風邪、ひびわれ、
あかぎれの予防に効くものとして湯船に浮かせ
柚子湯として、入浴をされてきました。
日本では、独特の芳香と酸味から、香味料・
食用として料理、菓子にも
幅広く親しまれてきています。
山茶花
薯蕷煉り切り製 こしあん
日本原産の花木で、初冬に咲かせる山茶花。
初冬の寂しい風景に淡い紅色の花を付け、
やがて散る姿は日本の寂びをあらわし、
俳諧時代から季語としても用いられていたようです。
木枯らし
薯蕷練り切り製 粒餡木枯しは冬の季語とされていますが、
古くは初秋の季語とされていました。
秋の訪れを知らせるかのように、
桐の一葉などを散らせる風のことも
言っていました。
それがしだいに冬の木々の葉を吹き散らす
寒風として冬の季語に定着していきます。
東京の老舗の上生菓子
上生菓子も麻布 青野総本舗