和菓子 六本木・麻布青野総本舗

和菓子 六本木・麻布青野総本舗
創業安政3年(1856年)。今も東京、六本木で和菓子を作る老舗。

2012年1月18日水曜日

桜もち始めました(桜餅のいわれ・由来とは)

桜もち始めました(桜餅のいわれ・由来とは)
さくら餅(もち米製 中 粒あん)

日本の国花であり、日本人の心も表現してくれる桜。
桜餅は、関東では、江戸時代に隅田川畔の長命寺の僧侶がそこで取れた塩漬け桜葉を小麦粉製焼き皮の桜餅に巻いたものを由来とするのが一般的に多いようです。
一方、関西では道明寺(もち米を水漬けし、蒸し、乾燥し、割ったもの。戦国時代の携帯用保存食品、糒(ほしい)がもとになった。)桜餅を販売する店が多いようです。
道明寺のいわれは、
平安時代に菅原道真公の伯母(覚寿尼)が当時、住していた道明寺から、
道真公の居る大宰府に向かって毎日九州方面へ向ってご飯のお供えをしていました。
それをの周囲に分け与えていたようですが、それが無病息災に効くとされたのが
はじまりとか。
当社では、生米を水漬けし、蒸し、蜜に入れ蒸らしたものを使い、米のうまみを生かしております。

伊豆産大島桜葉の香り、あんの甘さと桜葉の塩味の調和が楽しめる和菓子です。


製法
① もち米を洗米し、水漬けする。
② 蒸気にかける。
③ 着色した、蜜に入れ合わし、蒸らす。
④ 粒あんを③生地で包み、俵型に整える。
⑤ 桜葉を巻く。