青柿
外郎製 栗入り黄味あん
まだ、収穫には早い青い渋柿を表現。
秋の訪れのはじまりです。
虫の音
薯蕷饅頭製 こしあん
古くから、鈴虫、松虫などの「虫の音」は
源氏物語にも登場。
日本人に根ざした伝統的な
主題となっています。
情緒や淋しさ、命の愛しさや、
儚さをも表現する季語になっています。
乙女菊
雪平(せっぺい。卵白入り求肥)製 白こしあん
四君子(梅、竹、欄、菊)として東洋でも古くから親しまれている菊。
その種類は数千といわれている。
9月9日を、「重陽」の節句として、
枕草子や紫式部日記の中でもその風習を
うかがうことができます。
栗きんとん
金団あん製 粒あん
栗の産地は、丹波をはじめ日本で
古くから親しまれています。
古代人にとっての菓子は、
天然の果物や木の実であり、
栗は木菓子(杏、胡桃、柿⇔水菓子)
として古くから食されてきました。
蔦紅葉
大納言鹿の子製 求肥入こし餡
紅葉しているその葉、1枚1枚もきれいですが、
錦のように染め上げられた山々も見事とされ
錦の織物のようなその美しさから
「錦秋」と呼ばれている。
桔梗
薯蕷練り切り製こし餡。
万葉集のなかで秋の七草で歌われている。
その5つの花びらの形の美しさから
光琳模様、家紋なども用いられている。
「朝貌の花」が本種であると言われ、
絶滅危惧種になっている。
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