和菓子 六本木・麻布青野総本舗

和菓子 六本木・麻布青野総本舗
創業安政3年(1856年)。今も東京、六本木で和菓子を作る老舗。

2011年12月29日木曜日

お正月お年賀の上生菓子 和菓子

お正月お年賀用に上生菓子・和菓子を更新しました。



松竹梅は厳寒三友といい寒い冬に耐えた木を雅やかに表した言葉である。


福梅
薯蕷煉切餡製 こしあん
春の訪れには咲く梅。梅は他の樹木がまだつぼみを持たないうちに
春を告げる花として「山家の暦」と言われている。
へつらうことなくひっそりと咲く花は清香凛冽。蕾は節操正しく、
種は繁殖力も強い。また、鶯と梅は新年にふさわしい組み合わせともされている。


若松
きんとん製 粒あん
厳寒にも葉の色を変えず、艱難に耐え、固く節操を守るといく高雅なたくましさも有る。
樹齢が長く、樹皮は松明として闇を照らし、松の葉の輪生は一家団欒を表し、対生は
夫婦円満の印など長寿、平和、繁栄の象徴でもある。
松の花は”十返花(とかえりのはな)”といわれ、千年に10回花を咲かせるという
長寿のシンボルでも有る。
また、松と鶴(実際はコウノトリ)は新年にふさわしい組み合わせともされている。
松に巣をつくり、夫婦愛情深く、子への愛情、教育も熱心な鳥とされている。


一笹

大納言鹿の子製 求肥入りこしあん
竹は雪が積もってもたわんで折れないしなやかさとともに、
急速に成長する、青春の生命力を持つ。
竹の緑は色が変わらない長寿を表す。”竹を割ったような性格”
というように高風清節もイメージさせる。




丹頂
雪平製 白こしあん
古くは「たず」と呼ばれ、平安時代以降に「鶴」と呼ばれるようになった。
古来より「鶴は千年」といわれ「長寿を象徴する吉祥の鳥」として、
また夫婦仲が大変良く一生を連れ添うことから「夫婦鶴=めおとづる」
といわれて「仲良きことの象徴」の鳥として、鳴き声が共鳴して遠方まで
届くことから「天に届く=天上界に通ずる鳥」といわれるなど、
民衆の間に「めでたい鳥」として尊ばれてきた。


亀甲
黄味時雨製 こしあん
浦島太郎の話では龍宮城の使いとされているが、
古い中国では仙人が住む不老長寿の地として信じられた
逢莱山の使いとされ、大変めでたい動物とされていた。
日本においても「亀は万年」と言われて、鶴とともに
「長寿を象徴する吉祥の動物」とされ、
めでたい生き物として尊ばれています。また、
甲羅の紋様の六角形は吉兆を表す図形ともされている。


干支 辰(龍)
村雨種 浮島(蒸しカステラ)
古代中国では、龍が現れたときには、めでたいことの前兆、
皇帝の政治が正しいしるしともされている。
おめでたい紅白をベースに小田巻で緑と赤の練り切りを搾り出しひねり、
朝日に勢いよく登る龍を表現。あんこを使った生地で、口解けの良い、
柔らかい生地が特徴。あんこを使用したカステラ風の浮島がしっとりしており、
ほのかな甘さが特徴。

花びら餅
求肥製 味噌あん

初釜で食される主菓子。宮中や神社、公家などの正月行事に使われた
菱葩(ひしはなびら。菱形の餅と花びらに見立てた丸餅の組み合わせたもの。)
に由来し、明治時代に裏千家11世家元、玄々斎によって初釜に出されまた。
菱葩は更に「歯固めの儀式」、齢を固める(長寿を願う)習わしとして、猪、鹿、瓜、
押鮎(おしあゆ)が食べられてきたものに始まり。牛蒡(ごぼう)は押鮎に見立て、
味噌餡は雑煮(関東の雑煮は吸物に角餅、関西では白味噌に丸餅で食べられている)
に見立てている。

正月の上生菓子・生菓子
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