和菓子 六本木・麻布青野総本舗

和菓子 六本木・麻布青野総本舗
創業安政3年(1856年)。今も東京、六本木で和菓子を作る老舗。

2012年2月1日水曜日

利久団子(利休だんご)はじめました ”利久”のいわれ×”利休”?

利久団子(利休だんご)はじめました

当店で20年来ご来店いただいているお客様には
幻となりつつある。
”利久団子”販売再開いたしました。

生前の祖父の話などでは、
朝生菓子(朝にお作りし、その日のうちに食べて頂く普段使いの生菓子。
豆大福などがそれに類する。並生菓子(⇔上生菓子)などとも呼ばれる。)
では、当店では”羽二重餅”と並び、
人気商品でしたがここ数年をお作りをしていませんでした。

ただ、販売を中止が長年続いた今でも、
昔からのご贔屓いただいているお客様には、
また、
”販売再開しないの?”
”何本からだったら、作ってくれる”
と必ずといって良いほど
ご意見を頂いております。

蓬の旬となり。1ヶ月ぐらいの限定販売ではありますが
しばらく、店頭にて販売いたします。

蓬を利用した、その旬の香り、また、蓬だからこそ出る
独特の歯ごたえ、
又黒糖餡の風味をお楽しみ下さい。

ところで、
なぜ黒糖味の和菓子には”利久”という
名がつくのでしょうか?

それは、千利休を偲び、
好みであろうとされて作られた茶まんじゅう(黒糖饅頭)を
”利久饅頭”といいます。
”利休”のその名をそのまま饅頭につけるのは
申し訳が立たないと理由でつけられたとか・・・。

日本人の奥ゆかしさがよく伝わってきますよね。